現在、興行成績1位(映画ファン)の映画は、昨年12月に公開したクリント・イーストウッド監督(76)の「硫黄島からの手紙」。2006年度の「ナショナル・ボード・オブ・レビュー」最優秀作品賞にも選ばれた。この賞の評価は高く、これまでこの賞を受けた作品の多くがアカデミー賞の候補にあがっている。
「硫黄島からの手紙」は、映画史初めて、日米双方の視点から描かれた2部作の第2弾: 日本から見た硫黄島の映画。第1作目は、既に公開中のアメリカから見た硫黄島「父親たちの星条旗」。5日で陥落すると言われた闘いを、36日まで引き伸ばされた歴史的な死闘の闘いが描かれている。ここで注目したい点は、やはり双方の視点を取り上げたというフェアなアイディアであり、戦争に関わる人々は同じ人間であり、同じように家族があり、それぞれの背景や心情が詳細に描かれている点である。
クリント・イーストウッド監督は、会見で「この戦いに興味を抱いた私は、硫黄島の防衛の先頭に立った指揮官、栗林忠道中将の存在を知りました。彼は想像力、独創性、そして機知に富んだ人物でした。私はまた、栗林中将が率いた若い兵士たち、そして、敵対するにもかかわらず両軍の若者たちに共通して見られた姿勢にもとても興味をもちました。そしてすぐに、これをふたつのプロジェクトにしなければと悟ったのです。」と語っている。(『硫黄島からの手紙』『父親たちの星条旗』公式サイトより)
また、クリント・イーストウッド監督の映画の撮り方も、大変ユニークなもので、テスト、リハーサルがほとんどなく、アドリブもかなり使われているといった手法。
「いい演技は言葉に関係なく、伝わるもの。...言葉より、その時のその人の感情ですね。その人の心や魂が見える演技が正直な演技だと思うんです。....なので最初のテイクを採用することが多いです。覚えたセリフということではなく、その時に初めて発した言葉として聞こえる。それは1テイクが一番自然だと感じるからです。」(All about)
「硫黄島からの手紙」を見たい方、ぜひ「父親たちの星条旗」も見るべきかと!
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