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Vol. 92  ハンガリーからのメッセージ
私がゴルフをしない理由 〜盛田 常夫〜
 

今回のシリーズでは、盛田氏のゴルフをめぐり議論する
リレー・コラムをご紹介します。

盛田常夫 (ハンガリーからのメッセージ)

Photo by
Szelenyi Kardy

 

T. プロローグ

 

 前号に掲載された飯尾さんの言い分。このような反論を期待していました。誰がどのような娯楽を好もうと個人の自由です。ゴルフをしようがしまいが、他人の趣味に口を挟むつもりはありません。ただ、「ゴルフはスポーツか」という1点は、大いに議論の余地があります。飯尾さんの苦しい弁明は、やはり説得力に欠けますね。
 という私も一度だけ、クラブを握ったことがあります。セミプロ級の腕前をもつマエストロ小林を打ちっ放し場に案内した時に、「ちょっと振ってみませんか」と言われ、ドライバーを借りて10球ほど打ちました。チョロすることなく、振り損じることもなく前に飛びました。筋が良いとおだてられましたが、ゴルフをやってみようとまでは行きませんでした。今までのところ、ゴルフクラブを握ったのはこれが最初で最後です。家には出張者が置いていったゴルフセットが4セットもあるのに、埃がかぶったままです。パンノンゴルフクラブの会員権も眠ったままです。
 人は一度にいろいろなことができません。生来、片手間にやるのが嫌いな質で、やるからには徹底的にやらないと気が済みません。テニスをちょっと、ゴルフもちょっとというのは性に合いません。やるなら、とことん突き詰める。当時はテニスをやっていましたから、テニスの魅力にゴルフが勝てなかったのでしょう。20年以上も続けてきたテニスを中断して、今はランニングに凝っています。


「ゲレルトの丘から市内を一望」

「ゲレルトの丘から市内を一望」


U. 動と静

 

 元来、スポーツは動、芸術は静という観念があります。体育会が動で、文化部が静でしょうか。もちろん、これはおおまかに考えた場合のことで、それぞれの中にも動的なものと静的なものが混ざっている訳です。たとえば、マエストロ小林の指揮振りなどは躍動感のある動的な動きですね。激しいスポーツにも静的な部分があります。だから、一概に動か静かと区別できないのですが、やはり大きく分けるとこうなります。
 私は生来、静的で受動的なものが駄目です。漫画を読む、PCの前に座ってゲームをする、魚が食ってくれるのを待つという釣りも苦手です。ですから、これらは私の趣味の範囲に入ってきません。ゴルフも良く似ています。ゴルフでは動いている球を打ったり、捕まえたりしません。これが他の球技と決定的に違うところです。必ず止まった球を打ちます。それはそれでゲームとして面白いのですが、ダイナミズムに欠けますね。そこが性に合わないのだと思います。「スポーツは激しいもの。そうでなければ、スポーツにあらず」ということでしょうか。





盛田常夫 盛田 常夫

1947年
富山県高岡市出身
法政大学社会学部教授、野村総合研究所研究顧問を経て、ハンガリー立山研究所取締役社長

ブダペスト在住

盛田常夫のホームページ:「ハンガリーからのメッセージ

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猫 猫 猫


盛田氏の家に突然居座って
しまったネコの花ちゃん。
夜はガレージに
入れてあげるそうです。
(*画像クリックで拡大写真)

樹氷 樹氷 樹氷 樹氷


盛田氏はブダペストに
お住まいですが、
ブダペスト丘陵に連なる
小高いところでは、氷点下5度以下
になると、このような樹氷の
光景が見られるそうです。

盛田常夫マラソン 
※盛田常夫氏は、昔からテニス、スキー等、スポーツ万能で、最近では毎年様々なマラソンに出場しています。
(画像クリックすると拡大します)
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