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U. 「記憶の列車」@リヒテンベルク駅 |
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ベルリンへ戻った翌週、久々に新聞を見ていたら、ちょうどベルリンに「記憶の列車(Zug der Erinnerung)」という展示列車が来ていて大きな話題になっていることを知った。これは、ナチスによるホロコーストの犠牲になったヨーロッパ中の子供たちを追悼する移動展示で、昨年11月にフランクフルトを発って以来、ドイツ中の都市を巡回し、これからベルリンの5つの駅で展示されることになっていた。主催者側は当初ベルリン中央駅での展示を希望していたが、ドイツ鉄道(DB)が実務上の理由から拒否したため抗議行動にまで発展していたことも知った。その他、DBは、この列車の走行や駅に停泊させるための料金を請求してきたらしいが、何しろドイツ鉄道の前身は、かつてナチスと手を組んでホロコーストの実行に協力したドイツ帝国鉄道だけに、「記憶の列車」の主催者側は余計ナーバスになっていたのかもしれない。
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先週火曜日のこの日、「記憶の列車」は東のリヒテンベルク駅に停まっていた。展示車両は2両で、一度に中に入れる人数が限られていることもあってか、かなりの行列ができていた。どうしようかと思ったが、とりあえず並んでみることに。結局、寒い中1時間以上待つことになり、風邪をこじらせてしまうのだが・・・
狭い車内は人であふれていた。これはギリシャのIoanninaという町のゲットーで強制連行された後、アウシュヴィッツで殺害された女の子に関するパネル。 |
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| 消えたユダヤ人家庭の跡を探し求める、高校生の授業の研究発表も展示されていた。 |
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| 展示の最後の方で、捕虜を収容する列車の時刻表というのを見つけた。「1943年5月17日より有効」とあり、発行元はドイツ帝国鉄道。 |
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| 例えばこのページはシュテティン発、ベルリン・シュテティン駅行きの列車の時刻表。これを見ただけではわからないが、一体どういう人が乗せられて来たのかと思う。 |
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| 広々とした博物館で見るのとはまた違う感覚がある。犠牲になった子供たちの大部分が家畜用の貨車で運ばれていった事実も、訪れるものは想起することになるだろう。 |
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| (つづく) |
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参考 アウシュヴィッツへの旅(1) - Different trainsに乗って - ポツダム広場駅の「死への特別列車」展 |
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