通算約6ヶ月をカナダで暮してみて、日常生活の中でいくつか、カナダと日本の違いに気が付いた。その中で、どうしても気にかかること、どうしてもわからないことが3つある。
まず1つ目、日本ではだいぶ以前からウォシュレットが普及しているのに、カナダではホテルでもアパートでも、ウォシュレットを見たことない。それはヨーロッパのホテルでも感じたことだ。
日本人向けのフリーペーパーや雑誌には広告が載っているのだが、どうしてあんな「優れもの」が普及しないのだろう。ある日入浴しながら、考えてみた。
バンクーバーのアパートの浴室は欧米型で、1つの空間にトイレ・洗面所・浴槽がある。
日本では浴室とトイレは互いに独立していることが多い。浴室も浴槽と洗い場があり、省エネのためか、普通1人づつお湯を換えることはしない。
欧米型は、浴室には浴槽があっても洗い場はなく、浴槽のお湯は1人づつ入れ替える。
カナダでは、浴室・トイレ・洗面所の空間全体を“Wash room” と言う。排泄・洗面・入浴は全部“Wash”だと考えているようだ。マーケットにトイレットペーパーを買いに行くと“Wash room tissue”として売っている。どうもこのあたりにウォシュレットが普及していない理由がありそうだ。カナダでは1回づつお湯を取りかえれるので、自分が入浴し終わった後のお湯をきれいに保つ必要がない。だからWash roomは人間の体全体を清潔にする部屋であるので、わざわざ部分的に体を洗うウォシュレットが必要ないと考えるのかもしれない。でもウォシュレットは資源の乏しい日本で、清潔好きの日本人が考えた「優れもの」であることは間違いない。
|