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Vol. 143  風のたより from バンクーバー
〜ハッピーリタイアメントした夫と暮らすバンクーバー〜
 

ハッピーリタイアメントした夫とバンクーバーで暮らす兼業主婦のFP、
amtaskさんが、普通の暮らし書き綴ります。

風のたより from バンクーバー amtaskさん
 

T.ひとり言: 日本とカナダの違い 3つの不思議

通算約6ヶ月をカナダで暮してみて、日常生活の中でいくつか、カナダと日本の違いに気が付いた。その中で、どうしても気にかかること、どうしてもわからないことが3つある。

まず1つ目、日本ではだいぶ以前からウォシュレットが普及しているのに、カナダではホテルでもアパートでも、ウォシュレットを見たことない。それはヨーロッパのホテルでも感じたことだ。 日本人向けのフリーペーパーや雑誌には広告が載っているのだが、どうしてあんな「優れもの」が普及しないのだろう。ある日入浴しながら、考えてみた。 バンクーバーのアパートの浴室は欧米型で、1つの空間にトイレ・洗面所・浴槽がある。 日本では浴室とトイレは互いに独立していることが多い。浴室も浴槽と洗い場があり、省エネのためか、普通1人づつお湯を換えることはしない。

欧米型は、浴室には浴槽があっても洗い場はなく、浴槽のお湯は1人づつ入れ替える。 カナダでは、浴室・トイレ・洗面所の空間全体を“Wash room” と言う。排泄・洗面・入浴は全部“Wash”だと考えているようだ。マーケットにトイレットペーパーを買いに行くと“Wash room tissue”として売っている。どうもこのあたりにウォシュレットが普及していない理由がありそうだ。カナダでは1回づつお湯を取りかえれるので、自分が入浴し終わった後のお湯をきれいに保つ必要がない。だからWash roomは人間の体全体を清潔にする部屋であるので、わざわざ部分的に体を洗うウォシュレットが必要ないと考えるのかもしれない。でもウォシュレットは資源の乏しい日本で、清潔好きの日本人が考えた「優れもの」であることは間違いない。

風のたより from バンクーバーT

2つ目、日本ではお母さん達が、ヘルメットや帽子も被らせないで、自転車の前や後に子供や幼児を乗せているのをよく見かける。カナダで暮らす前から、そんな光景を見るたびに不安に思っていた。それも前と後、同時に2人も乗せている人もいる。何か起きれば大変なことになるのは容易に想像がつく。
バンクーバーでは、2人乗りの自転車はあるが、子供との相乗りは見たことがない。自転車に乗るときは、子供も大人もヘルメットを被っている。なぜ、日本のお母さんは、子供の頭を守ろうとしないのか不思議でならない。自転車に乗っている本人は、とっさの時、ある程度反射的に自分の身を守れるが、乗せられている子供は自分で身を守れないで、無防備な状態で放り出されるだろう。想像しただけでも恐くなる。
日本人とカナダ人のリスクについての考え方の違いなのだろうか。日本人は「自分にだけは、何事も起こらないだろう」と根拠もなく考え、何年も子供を乗せて自転車に乗っているが、何も起きないのだから大丈夫と思うのかもしれない。それに比べてカナダの人は、万が一の確率であっても、リスクがある以上、それを回避・軽減する方法をとるのが当然と考えるのだろう。資産運用や災害だけでなく、そんな日常的なところにも、日本とカナダではリスクに対する考え方の違いがあるのかもしれない。
最近日本でもたまに、自転車に乗せる子供にヘルメットを被らせているのを見ると、少しほっとする。「転ばぬ先の杖」と同じように「転ばぬ先のヘルメット」が必要だ。

3つ目、バンクーバーの台所で、新しく買ったお鍋の蓋に小さな穴があけられていることに気がついこと気が付いた。それは大きさや材質(ガラスでもステンレス)、高級品でも安物でも、バンクーバーで買ったお鍋には小さな穴があけられている。日本の家にあるお鍋には、確か穴が開いていなかったと思ったが、日本に戻ってすぐ調べてみると、やはりどのお鍋の蓋にも穴が無かった。色々考えてみても、未だにその理由が思いつかないでいる。 (2006.12.3)


amtaskさんプロフィール

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