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Vol. 122  ニューヨークの遊び方
〜ニューヨーク住人による生の現地情報〜
 

初心者必見の旅行基礎知識から、現地在住者も活用する
B級グルメ、最新ファッション、ニュースに至るまで、NYの魅力満載

ニューヨークの遊び方
 

W. 「進め」が微妙にファッショナブルな歩行者用信号機

 

街角で見かけた歩行者用信号機。いらずら?それとも、ストリート・アート?

ファッショナブルな歩行者用信号機

ニューヨークの歩行者用信号機は、普通の状態でも「止まれ」は「手のひら」、「進め」は「人が歩く姿」になってて可愛いのですが、さらにファッショナブルに変身したものを発見しました。白いシャツに青いスカート、シューズは緑にコーディネート。赤い首輪をしたペットの黒い子犬まで連れてます。実は、この「進め」がファッショナブルな信号機は、過去にも別の場所で遭遇していて以前から気になってた謎のストリート・アート。

 
ニューヨークの歩行者用信号機

人通りが絶えないニューヨークの街角で、いったい誰が、いつ、どうやって貼り付けてるのでしょうね。信号機にこんな加工を施したら本当はダメなはず。でも、微笑ましい遊び心が感じられるためなのか、自然に剥がれるまでたいていこのまま放置されてるんですよ。

ニューヨークの謎のストリート・アートの代表格といえば、ニューヨーカーにはお馴染みの「お花の絵」があります。これは何かというと、普通の道端や壁に描かれた、一筆描きみたいにシンプルな「お花の絵」。

「お花の絵」

特にダウンタウンの街角で見かけるこのストリート・アートは、New York Magazineの"123 Reasons to Love New York Right Now." (今、ニューヨークを愛する123個の理由)という特集号の表紙(2006年1月)を飾ったほど有名なんです。単なる「お花の絵」が、『ニューヨークを愛する理由』の特集号の表紙になっちゃうってところが、ニューヨークっぽいですよね。そのうち、この「進め」が微妙にファッショナブルな信号機も、どこかの雑誌の表紙になるかも?

★ 夜中にこっそり作業しているんだと思いますが、信号機の位置って結構高いですからハシゴとかも必要だし、「お花の絵」よりも手が混んでると思います。ちなみに「お花の絵」を描いてるのは、"Flower Guy"と呼ばれてるアーティストで、本名は、Michael De Feoさんと言います。Feoさんのサイトはこちらです。

X. 街角アートの遊び心

人間の等身大のリアルな銅像

ニューヨークでは、全身を銀色とかブロンズ色など一色に染めて「銅像」のふりをする街角パフォーマーに頻繁に遭遇します。ずっとじーっとしていて、チップをあげると動くというパフォーマンスです。見た目が本当に銅像そっくりなパフォーマーもいて、職人芸だなぁ・・・と思わず感心することも。

でも、ミッドタウンのPark Aveと47丁目の交差点でタクシーを止めようとしている彼は、パフォーマーではありません。人間の等身大のリアルな銅像。歩道の上にポツンといます。

 
Seward Johnson, Jr.さんのTaxiという作品

近づいてよく見ると、足元にプレートが。Seward Johnson, Jr.さんの"Taxi"という作品で、1983年からここにあるそうです。髪型や服装も、当時のビジネスマンをリアルに再現したのでしょう。23年の歴史を感じます。実はこの"Taxi"は、ミッドタウンの目立つ場所ってこともあって、結構、有名なのですが、同じSeward Johnson, Jr.さんの作品であまり知られてない銅像(人間の等身大サイズ)が34丁目のLexington〜3rd Ave.間にもあるんです。やっぱり、歩道の上にポツンと。作品名は"The Right Light"。絵描きさんが絵を描いてます。

The Right Light

この"The Right Light"、地味ながらひじょーに珍しい街角アートじゃないかと思います。何故かというと、この絵描きさんは、Lillian Kennedyさんという別のアーティストが1988年に残した巨大壁画のコピーを描いてる、という設定になってるんですよ。つまり、他のアーティストが残した街角アートをベースに別の街角アートが作られた、というわけ。特別な展示会でも、ギャラリーやミュージアムでもない普通の路上なのに、遊び心たっぷりですよね。

★ニューヨークには街角アートが本当にたくさんあります。こういった正統派なアートだけじゃなく、落書き系なグラフティとかメッセージ含みのデザイン画とかいっぱい。ここの壁画、手前のカフェの一部が重なって少し隠れた状態になってますが、それも含めて街角アートみたいな感じの自由な雰囲気が感じられて、そういうところもすごいよなーと感心でした。


結城 義晴プロフィール 著者:りばてぃ

NY在住、大学生
ブログ「ニューヨークの遊び方」より転載


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