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Vol. 121  17日間あめりか漂流記
〜アメリカ視察セミナー 「チェーンストアの本質」〜
 

小売流通業、ホスピタリティビジネスの専門家、結城義晴が
探るアメリカ、チェーンストアのレポート

17日間あめりか漂流記 結城 義晴
 

Y. 17日間あめりか漂流記E
ハロウイン商材処分半額派と75%引き派

 

アメリカに来てから、6日間が過ぎようとしている。
今は、9日午前3時過ぎ。
ラスベガスのホテル「モンテカルロ」の24階の外に夜景が見える。

さて、今回はみ皆さんへの質問。
あまり深く考えず、すぐに回答を出してみてもらいたい。

10月31日、ハロウイン。それが終了し、どうしてもハロウイン商材が残る。
もちろん生鮮食品ではなく、加工食品や非食品のこと。
そこで、みなさんは、いくらで売り切る?

半額派?

17日間あめりか漂流記E

75%引き派?

17日間あめりか漂流記E

アメリカでは大体この二派に分かれる。
ウォルマートは、半額派(写真はネイバーフッドマーケット)。

2度目の質問。
あなたの最大の敵、ウォルマートが半額処分派。皆さんは、どうする?

実は、大半の企業が半額派。
しかし、ターゲットは75%引きで売り切る。

さて、再再度、聞く。みなさんはどうする?
ファミリーダラーという6300店を展開する店。ここも75%引き派。

半額派は、トータル粗利益を下げないことを考える。75%引き派は、現金化することを優先する。同時にハロウインの売り場をすぐに換え、クリスマス商戦に入ることを思考する。

まあ、ハロウインが過ぎても、まったくわれ関せず。売り場も価格もそのまま。こんな店はアメリカでは生き残れない。だからほとんどが50%引きで売り切る。75%引きでキャッシュに換える。来年までとっておいて売ろうなんて手合いはいない。

私が皆さんなら、ターゲット派にする。しかし売り場を見ていたら、
ターゲットもKマートも、ハロウインの翌日、翌々日、翌翌々日と売り場変更に、時間を費やしていた。

ウォルマートは、早かった。すぐにクリスマス売り場に転換。
これが、凄い。

ウォルマートは、今年11月1日、「クリスマス商戦突入宣言」を発した。
だから、全店で、あっという間に、ハロウインからクリスマスに、変化(へんげ)して見せたのである。

私なら、売り場転換はウォルマート派。
売り切りはターゲット派の75%引きでいく。

さて、実は、もう一つ答えがある。コストコ。

コストコは、メンバーシップホールセールクラブ。業務用顧客も多い。 だから、クリスマス商材など、9月から販売開始し、クリスマスが始まる前には完全に売り場から撤去してしまう。

どうするか。クリスマス当日の前に、業務用の顧客に値引きして完全売り切りを果たしてしまうのだ。

だから三つに分かれることになる。
ウォルマート派、
ターゲット派、
コストコ派。

さて、あなたはどれ?

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結城 義晴プロフィール 著者:結城 義晴

早稲田大学商学部卒業
ジャーナリスト
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科兼任講師。
PCSA有識者懇談会委員。
産業社会学・壽里茂ゼミ稲門会代表幹事。
横浜市立白幡小学校施設開放委員会会長
少年ソフトボールチーム「竹の子」代表。
Blog: 結城義晴のBlog 「毎日更新宣言」

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