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Vol. 118  17日間あめりか漂流記
〜アメリカ視察セミナー 「チェーンストアの本質」〜
 

小売流通業、ホスピタリティビジネスの専門家、結城義晴が
探るアメリカ、チェーンストアのレポート

17日間あめりか漂流記 結城 義晴
 

X. 17日間あめりか漂流記D 
バーンズ&ノーブルとボーダーズの「複占」

 
17日間あめりか漂流記D

バーンズ&ノーブル

17日間あめりか漂流記D

ボーダーズ

「複占」などと、小難しいしいことばかりで恐縮。
フォーマット別に2強が出現している。

百貨店はほとんどの有名企業が、メイシーズ(フェデレーテッド)に統合。
ジュニアデパートのコールズ、ローカルデパートのディラード、超ホスピタリティデパートのノードストローム、サックスなどが異次元の経営で対抗。

GMSは、シアーズ・ローバックとJCペニーに。しかしフォーマットの機能低下。
ディスカウントストアはウォルマートとターゲットに。Kマートは、何度も言うが苦しい。どれもスーパーセンターへ移行中。

そのスーパーセンターは、ウォルマートの独走。ターゲットの追走ままならず。私は、ターゲットは生鮮食品・デリを扱わないほうが断然よいと思う。KマートのスーパーKは言わずもがな。

メンバーシップホールセールクラブは、コストコとウォルマートグループのサムズクラブ。ホームセンターは、ホームデポとロウズ。これらはよく知る話。

しかし、書店チェーンも複占化が進む。

バーンズ&ノーブル。793店。年商52億6125万ドル。3.1%の成長率。
純利益は、1億5077万ドル。これも伸び率は2.8%。

17日間あめりか漂流記D

ボーダーズ。1230店。年商40億6390万ドル。0.8%の成長率。

17日間あめりか漂流記D

サバブのショッピングセンターには、どちらかが出店している。

どちらも「スーパーストア」。「スーパーストア」とは業界平均の2倍の売り場面積の大型化のこと。そして、本を陳列するだけでなく、ソファーや椅子を置いて、ゆったりと読んでもらう空間を用意する。

17日間あめりか漂流記D

バーンズ&ノーブル

このサービス提供は、実にいい。

スーパーストアづくりできない者は、置いていかれる。スーパーストアモデルを開発し、それを顧客に認めてもらった店が、「複占」の権利を得る。

しかし、アマゾン・ドット・コムは、年商107億1100万ドル。 26.2%の伸び。0店。純利益1億9000万ドル。

バーンズ&ノーブルとボーダーズを、足しても93億2515万ドル。 他の追随を許さないインターネット書店は、107億ドル。

これ、「複占」の次を、予感させる実例。 こんなに早々と、私の結論らしきヒントを、世に公表してしまってよいものか。

あな、恐ろしや、恐ろしや。

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結城さんの愛猫ジジ: 

結城氏の愛猫ジジ

            ジジのベビー時代: 一番左がジジ


結城 義晴プロフィール 著者:結城 義晴

早稲田大学商学部卒業
ジャーナリスト
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科兼任講師。
PCSA有識者懇談会委員。
産業社会学・壽里茂ゼミ稲門会代表幹事。
横浜市立白幡小学校施設開放委員会会長
少年ソフトボールチーム「竹の子」代表。
Blog: 結城義晴のBlog 「毎日更新宣言」

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