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〔中村さんへのインタビュー〕
中村さんの映画とのかかわりは、どのようなことがきっかけだったのでしょうか?
学生時代より、映画を観るのが好きでしたが、日本映画の歴史に興味を持ち、古本屋を歩き廻り、古い資料を集めたりしているうちに、仲間ができて映像会をつくり、合評、会誌発行、論評会、無声映像鑑賞会、撮影所見学や、毎月の例会など活動しました。
中村さんにとって、映画の魅力は何でしょう?
映画は最も優れた総合芸術です。そして、最も近代的・大衆的芸術である事が魅力です。知らなかった世界が見えてくることも魅力の一つですね。
思い出に残る映画、印象に残る映画についてお聞かせください。
やはり青春時代の思い出深い映画、特にフランス映画が最も印象的で、例えば「舞踏会の手帖」、「望郷」、「ミモザ館」、「女だけの館」、「地の果てをゆく」などでしょうか。
好きな女優、男優はどなたでしょう?
女優なら、イングリッド・バーグマン、男優ならジャン・ギャパン。
好きな監督は?
日本映画なら、小津安二郎、今井正、山本薩夫、成瀬巳喜男、外国なら、ジュリアン・ディヴィヴィエ、ジャック・フェデー、マルセル・カルネ。
映画のほかに、いろいろコレクションすることがお好きなようですが、今はまっているものは何ですか?
“昭和・大正の記録”・・・ついこの間まで身近にあった昭和の思い出、記録、写真等、後世に残しておきたいものです。
これからはどのような映画、または、監督を期待しますか?
CGを始めとする映像技術を駆使した映画は、見世物的活動写真としか私には映りません。特に、アメリカ映画のドンパチ物や、化物・宇宙人が出てくると、精神的にも落ちついて観ていられない。もっと、静かで落ちついた映画、琴線をゆさぶるような映画を作ってほしいと思います。映画を作りたい人、若手の才能ある監督はたくさんいます。しかし、東宝、松竹でも、今やメーカーではなく、配給会社となり、お金は出さない、出来たものは上映しない、責任はとらない、というような姿勢では、日本映画界は発展しないのではないでしょうか。映画界は再考のときが来ているのではないかと思います。
どうもありがとうございました。
(2008.3.12)
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